Powershellのプロンプト(ディレクトリ名を表示している左端の部分)を変更する
Powershellのプロンプトを変更する
エンジニアでターミナルを使用しない人はいないと思います。Windows10にはコマンドプロンプトのほか、Powershellというターミナルが標準でついています。 開発の際に常に目にするものであり、目にするからこそ少し遊び心が欲しいなと思い調べてみたところ、どうもディレクトリを表示している左端の部分(プロンプト)を変更できるようです。
そこで、さっそく変更してみました。
変更の方法
実行ポリシーを変更する
スクリプトファイルというものを作成してプロンプトを変更するのですが、初期状態だとスクリプトファイルを読み込むことができません。
そのため、先にスクリプトファイルを実行可能なように設定します。
Powershellを管理者権限で開く
Powershellを管理者権限で開いてください。
Set-ExecutionPolicyの実行
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
上記コマンドで実行ポリシーをRemoteSignedに変更します。
実行ポリシーを詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。
ディレクトリとファイルの作成
C:\Users\ユーザーネーム\Documents\
にWindowsPowerShellという名称でディレクトリを作成する。
Microsoft.PowerShell_profile.ps1
という名称のファイルを作成する。
Microsoft.PowerShell_profile.ps1を編集
私は以下のように編集しています。
function prompt () { Write-Host "["(Split-Path (Get-Location) -Leaf)"]" -NoNewLine -ForegroundColor "Green" Write-Host "(*'-')>" -NoNewLine -ForegroundColor "Magenta" return " " } Write-Host "実行ポリシーは" (Get-ExecutionPolicy) "だよ!" -ForegroundColor "Yellow"
コマンドを読み解く
Write-Host
こちらでコンソール上に文字を表示。
Split-Path (パス) -Leaf
パスから特定の要素を抽出する。-Leafは末端の要素。
Get-Location
-NoNewLine
改行しない
-ForegroundColor
文字色の変更
Get-ExecutionPolicy
実行ポリシーの表示。確認できるように記述。
注意点
- 最後にreturn " "をいれないと標準のプロンプトが入りますので注意が必要です。
- プロンプトの部分に全角文字を使用するとスペースを使用した際に位置がずれることがあります。